やっぱりママチャリ・軽快車
〜 A shopping bike and a city cycle are good too.
#1.そういえばママチャリって?
#2.軽快車やシティサイクルとは何が違うの?
#3.ママチャリから始まり、そして・・・
#4.ママチャリに行き着く?
そういえばママチャッリて?
自転車といえばママチャリ。
かごが付いて、キャリアもついて、泥よけも付けるし、チェーンカバーもバッチリ。スタンド、鍵も必須。そう、あのなじみのある自転車のかたちだね。
でも、そういえばママチャリって定義するのが難しい。
『ママの乗るチャリでしょ?』
うん、正解。これにて終了。
とはいかないのだよ、うん。でもね言い得ているのは確かなの。
では順に説明するよ。そもそもママチャリはその名のとおり、当初は女性が乗ることを意識してつくられたんだ。当初は多くの場合少し小さめの車輪が採用されたよ。
そして自転車のフレームはダイヤモンドフレームと、その他という具合に分かれるのだけど、ちょっとその話を。
まずダイヤモンドフレームとは、三角形を二つくっつけたダイヤ形フレームだよ。そしてトップチューブがヘッドチューブとシートチューブをまっすぐ繋げているよ。『よけい解らんわ、ボケー』という方はスポーツサイクルの各部名称(別窓)を見てみてね。つまり自転車をまたぐときトップチューブを大きく足を上げてまたぐことになる形をしているんだ。これをスカートはいた状態でやると恥ずかしいことになるよ。『そんなの恥ずかしくてもう自転車には乗れないわっ』とならないように、工夫されたのがママチャリのいまのフレームのかたち、トップチューブがダウンチューブに平行するようなかたちで斜めに下の方についていたりする状態なんだ。また、乗り降りがしやすいため、体への負担も少なくて済むよ。簡単に言うと自転車に乗りやすい形なのだね。
ママチャリが開発された当時の女性たちは、きっととても安心しただろうね^^。
軽快車やシティサイクルとは何が違うの?
ママチャリがわかったら次は軽快車だよ。軽快車とは何?ということなんだけど、軽快車とは簡単にいうとママチャリの車輪をもう少し大きくしスピード性をつけたもの。ママチャリ欄で、ママチャリは車輪を少し小さめのものを採用したとあるけどその車輪を、『もうちょっと大きくしてスッピードでるようにすっか』と工夫されたのが軽快車なんだ。そんでもって、ママチャリ、軽快車などの日常的な移動や買い物、『ちょっとそこの豆腐屋さんまで』という具合につかわれることを念頭につくられた自転車を総称して、シティサイクルと呼ぶんだ。
ただし、いまはごっちゃになっていて、また機能性の全体的なレベルが上がってきていることもあって、ママチャリ、軽快車、シティサイクル、すべて同じようなニュアンス(いわゆる日常自転車)としての意味合いで使われることが多いよね。
ママチャリから始まり、そして・・・
子供用の自転車を卒業し、小学生になって自分用ママチャリを乗り始め、思春期を迎えた頃、あるいは大人になって、ふと自転車の魅力に気づく。『俺は買うよ、ロード買うよ、15万だけど買うよ、あー買うともさ』
『少しスポーティなものでも買ってみるかのう』
『ミニベロ買おうかしら』
『おしゃれチャリが欲しいわ』という具合に、自転車の魅力にはまっていく。しかし思い起こせば、間違いなく乗っていたあのママチャリ。売り出しで買ったあのママチャリ。『色が気に入ったんだっけなー』と思い出す。でもいまはなにしろ新しい自転車に夢中。
例えば、ママチャリのあとにクロスバイクを買う。そして乗り回す。晴れたらクロスバイク、風が吹いたら『風がおれを呼んでいる』とつぶやきクロスバイク、雨がふったら『雨?今日は雨に打たれたいのさ』とクロスバイク、妻に『またチャリ?』と言われても『う、うん』とクロスバイク、そしてそんな中ふとこう思う・・・下に続く
ママチャリに行き着く?
(上から続く)そしてそんな中ふとこう思う。『なんか、泥が背中に付いてるな・・、泥よけないからな・・』
『カゴって便利だったんだな』
『チェーンカバーないとズボンって汚れるのね・・』
『タイヤもうちょい太くしてパンク対策するかな』
『あ今日、自転車のワイヤー鍵、わすれたわー』
『後ろにもキャリアつけて荷物のせるかな』
そしてそれらの装備をわがバイクに身につけていく。気分は上々。
『ふっふふ、カスタムも良いぜ、いい感じに仕上がったな。』
カスタム後の自分のバイクを眺める至福のひととき。そしてふと隣に置いてある妻のママチャリに目をやる。我がバイクと妻のママチャリ。
ん?・・装備一緒じゃん!