スポーツサイクルの各部名称
自転車は色々なパーツから構成されているよ。このビギナーページでは、ざっくりと自転車の構成パーツを見ていきその名称を確認しよう。各パーツの名前を知っておくと修理や、カスタムのときに効率よく情報を調べることができるよ。
自転車の全体像を知る
スプロケット
よく「スプロケ」と略されて呼ばれているよ。クランク部分の前と後輪の後ろにスプロケットがついてるよ。後輪の方はカセットスプロケットと呼ばれたりもします。スプロケットはカセット式とボスフリー(フリーホイールなどとも呼ばれる)とに大きく種類がわかれるよ。メンテの際は充分に自分の自転車のスプロケのタイプを確認してほしい。スポーツバイクはカセットスプロケットであることが多く、ルック車や軽快車、また古いスポーツタイプの自転車はボスフリーであることが多いよ。段数でいうと6段までだったらボスフリーの可能性が大きい。それ以上だとカセットスプロケットである可能性が大きいですがかならずメーカー名、型番などで調べたほうが良いです。スプロケはチェーンにより車輪に動力を伝える役割と、ギア比を決める重要なポイントでもあるよ。例えば前2段、うしろ8、9段のギアがスポーツバイクなどに標準装備されていたるすることが多いですが、普段自転車を乗っていてあまり使わない段ってあるよね^^。例えば一番軽い段とか一番重い段とか。長く乗っていると自分が使う段はどのあたりかということが把握できたりします。すると自分の好きな歯数のスプロケットでギアを構成することもできるんだ(筆者はまだ解りません^^)。歯数とはスプロケ一個あたりについてるギザギザした歯の数のことです。ギザギザが何個まわりについてるかは、「T」であらわすことが多いよ。こんな感じでベテランの方は自分好みのギア比を構成したりします。補足参考として工具について。筆者もにわか知識で調子に乗って「後輪のスプロケでもいっちょ掃除してみるか」と後輪の車輪を外し、とんでもなく固くなったスプロケを必死の思いで(初日は諦めたので二日がかりで^^)外しました。スプロケは外れないことで有名です^^。パーツクリーナーでいそいそと掃除し、また元に戻しました。そして「じゃあ前も」ということで前のスプロケット(チェーンリング)をバラそうとしたら窪みが埋めてあるタイプの一枚一枚バラせないタイプのものでした。あれは悲しかった^^、工具も揃えたのに・・。こんな感じで一見外からは同じスプロケに見えても、一枚一枚外せるものとそうでないもの、ボスフリーとカセットタイプなど、規格の大きな違いがあるので注意が必要です。各規格同士は工具も含めて互換性はありません。スプロケットの全体的な交換、工具などを購入する際はくれぐれも調べてから購入しよう。工具についてはゆっくり選ぼう自転車グッズを見てね。
point
- 前と後ろのスプロケットを組み合わせギア比を構成できる
- カセットスプロケットとボスフリーとに大きく種類がわかれる
- 規格の違うスプロケットは工具も含めて互換性がないので注意が必要
リアディレイラー
ギアチェンジしたときで後ろでカチャッと密かに動いてる部分です。微妙に位置が動きチェーンを円滑にチェーンを送ってくれます。リアディレイラーの可動部(ギアチェンジしたときにカクッと動くとこ)にたまに注油しておくと良いかもです^^。
point
- リアディレイラーの可動部(ギアチェンジしたときにカクッと動くとこ)にたまに注油しておく
フロントディレイラー
上記同様、ギアチェンジしたときに働くまえの部分です。
サドル
サドルは座っているとこです^^。いろいろなタイプのサドルがあります。材質もさまざま。高価なサドルは盗難にあったりすることもあるので、サドルも含めて自転車をロックしてくれるチェーンロックなどをつけている方もいたりします。
シートポスト
サドルを支えている部分です。シートポストでサドルの高さを調整します。また錆に気をつけたい部分でもあります^^。
チェーン
前と後ろのスプロケを結んでいます。やはり錆に気をつけたいところ。雨の日のあとはチェーンをかならず拭こう。またコマメな注油を。もちが全然違ってきます。
point
- 雨に濡れたらチェーンはオイル、灯油、チェーンクリーナーなどで汚れ、水を拭き取り注油しておく習慣にする
クランク
ペダルの軸の部分です。前のスプロケットはクランク部分に取り付けられているのでクランクスプロケットとも呼びます。クランク周辺から漕ぐたびにギーィという異音がしたらBBの増締めをしよう。クランク周辺はついつい間違って注油しがち。BB(クランクの根元)とペダルシャフト部分にはくれぐれも注油はしないように注意^^。
point
- クランク周辺のBB(クランクの根元)とペダルシャフト部分にはくれぐれも注油はしないように注意
ステム
ハンドルを支えている部分です。ステムの高さや位置によってライディングポジションがかわってきます。ヘッドパーツにスペーサーをいれることで高くしたりします。ヘッドパーツも注油はしてはいけないところなので注意。
ドロップハンドル
ドロップバーハンドルや、たんにドロップと呼ばれるときも。同じように見えるが規格がわかれる。現在の主流は日本人のハンドル幅、指の長さに合わせたものが多いのでは。クラシカルなタイプには従来の丸ハンがついていることもある。初心者用にはアナトミックシャローがついていることもある。ざっくり言うとハンドル幅とドロップの深さ(丸いとこ)やリーチの長短で乗る人によって適したドロップハンドルは違ってくる。購入するときは実際にまたがって店員さんにハンドルをもったときの状態を見てもらおう^^。
ハブ
前後にある車輪の軸部です。車輪の軸を小さな丸い玉(ベアリング)が囲むことで車輪が円滑に回っている。ベアリングのグリスアップや交換、というキーワードで検索すると自転車のベアリングメンテのものが多数ヒットしメンテの際は非常に参考になる。ハブにはクイックレリーズハブ、フリーハブ、普通ハブ、フランジハブなどなど種類が分かれるので、注意。余談だが自転車に限らず、日本のベアリング技術は世界的にもすごいらしい^^。
リアブレーキ
うしろのブレーキ。
フロントブレーキ
まえのブレーキ。ブレーキは種類が様々。自転車のブレーキの主流はリムブレーキ。左右のブレーキシューでリムを挟むタイプのブレーキです。このリムブレーキのなかでブイブレーキ(vブレーキ)、カンチレバーブレーキ、キャリパーブレーキとわかれる。ロードバイクなどはキャリパーブレーキが多くサイドプルキャリパーブレーキが多い。まんなかで引っ張る(プルする)のはセンタープルキャリパーブレーキ。マウンテンバイクやクロスバイクなどはvブレーキのことが多い。マウンテンバイクはさらに油圧式など個体によってブレーキの種類もことなる。
スポーク
スポークも錆に注意したい部分だ。車輪が回転するとき左右に振れていたらスポークの張りを調整する。ニップル回しでニップルを少ーーーーしづつ回す。また上下に振れがでたときも同様。ニップルは角をなめやすいので要注意。またスポークの長さについては、交換の際は正確に長さを測ろう。
point
- スポークの張りを調整するとき、ニップルの角をなめやすいので慎重に
リム
ブレーキシューが当たるとこ。リムもよくこまめに拭き異常がないかを確認したい。ブレーキの制動力にじかにかかわるところなので注意したい。くれぐれも注油のさいにリムに油などが拭きかからないよう^^。また走行中知らないうちにブレーキシューが小石などを挟みこみリムを傷つけているケースもある。ブレーキシューとリム双方を確認しよう。
point
- リムもブレーキシューがあたる大事な部分。こまめに綺麗にしておこう。
その他、ハンドルまわりやクランクまわり、ディレイラーまわりの名称については
おぼえよう!自転車の各部名称で確認してみてください